日々つらつら

?りんじー・ろーはんやパリスヒルトンのニュースをみるにつけ、世界はイマイチな空気に満ちていると感じる。どうにかして抜け出さなくては。?いまは友人も私も、まるきりさなぎの時期で、だからこそ色々なものに目を向け、吸収し、研究して深めたりすべき時なのである。さなぎの時というのは、形が定まらないが故のつらさと、行為そのものではなく、我慢強くその準備をしなければならないという性格がある。蝶になったときにはそのつらさも忘れ、さなぎの時期にやり残したことを悔やみ、苦しい時を過ごすさなぎの時期の人をみて、羽ばたきながら羨みの言葉をかけたりしてしまうものである。?日々鍛錬と修練を積み重ねなくてはならない、というルールは、このような精神サイクルが固定されているほうが、楽だからに他ならない。日常的に自己を省みて改善することに慣れていれば、自分のどんな失敗も受け止め、よくするということがすんなりできるものである。ところがこういった癖を持たない人は、自分の失敗を発見する事も遅れ、その咀嚼も、たどたどしく時間がかかったり、不必要に落ち込んでしまったりするものだ。
?かと言って修行者のそれのような精神サイクルを保持し続けることの、面白みのなさやそれによって手に入れる、他者に通じないスーパーポジティブネスを嫌うがあまり、容易にそちらへ進めないのも事実である。
?シンプルに考えよ。まずはそこからはじめるべきかと、ミニマルデザインの気持ちよい家電などを眺めながら、ぼんやりと考えた。